カナダの通貨の種類
■カナダの通貨の種類
日本が日本円を使うように、カナダはカナダドルを使います。
紙幣では100ドル、50ドル、20ドル、10ドル、5ドル札があります。
硬貨では1セント、5セント、10セント、25セント、1ドル、2ドルコインがあります。
アメリカと同様、カナダではあまり現金を持ち歩かないため、100ドル札や50ドル札はあまり使わないことが多いです。
そのため、100ドル札や50ドル札で買い物をしようとすると、何度も透かしを確認されたり、小さなお店では拒否されてしまうことさえあります。
それもあってか、ATMでお金を下ろす際は20ドル毎です。
20ドル、40ドル、60ドル…といったように20ドル札で支払われます。これも一種、特異な光景ですね。
ところでイギリス色も色濃く残るカナダでは20ドル札の表面にエリザベス2世女王の肖像が描かれています。
イギリスからの移民も多いカナダならではですね。そして10ドルの表面にはジョン・A・マクドナルド元大統領の肖像が描かれています。
彼はカナダの初代と3代大統領です。カナダの歴史上の人物としてカナダでも有名です。
そして10ドル札の裏面に面白い絵が描かれています。それがアイスホッケーの絵です。アイスホッケーはカナダの国民的なスポーツです。
カナダとアイスホッケーは切ってもきれない関係ですから、お札にまで載せているのです。
日本の紙幣は4枚でどれもモノトーンで落ち着いた色ですが、カナダの紙幣は色にも特徴があります。
5ドル札は青、10ドル札は紫、20ドル札は緑、50ドル札は赤、100ドル札は茶色です。何とも欧米らしい色使いですよね。
紙幣、硬貨一つとっても、これだけ違いのある日本とカナダなのでした。