カナダの時差とサマータイム
■カナダの時差とサマータイム
カナダは世界第二位の国土を持つ国であり、それゆえに国内でも時差が生じます。
カナダ国内でも6つの時間帯に分かれています。カナダ最東端と最西端の標準時間では実に4時間半もの差があります。
カナダの東から西にいくに連れて1時間ずつ遅くなります。すなわち日本との時差は大きくなります。
例えばカナダの西にあるバンクーバーが1月3日、17時のとき、モントリオールでは1月3日、20時です。その時、日本は1月4日、10時になります。
つまりカナダを国内旅行するだけでも、時計を現地時間に直す必要があるんですよね。
日本国内では時差がないので、不思議に感じるでしょう。ところで時差にも日本との違いがありますが、サマータイムがあるのも日本との大きな違いでしょう。
カナダではサスカチュワン州以外のすべての州でサマータイムを採用しています。
4月の第一日曜日から10月の最終日曜日まで、時計の時針を1時間進めます。カナダは住んでいても感じますが、夏の日照時間が長いです。夏ですと夜の9時頃まで陽があります。
逆に冬は夕方4時頃になると暗くなりますから、冬と夏の日照時間には大きな差がありますね。
夏の間の太陽が出ている時間帯を有効に活用しようという目的で、サマータイムは試行されています。
カナダに住んでみて、サマータイムを採用していることにあまり差は感じません。でも夏の時間を有効に活用とする意味においてはいいかもしれません。
日本でも1948年に夏時間(サマータイム)が採用され、試行されました。でもすぐに廃止されてしまいました。
日本も冬と夏の日照時間には差がありますが、カナダほど極端ではないので、サマータイムは必要がないのでしょうね。